1971年NSU Prinz 4L
走行38000km
600ccというコンパクトカー、現在の軽よりも小さなエンジンです。
プリンツは歴史が長く1960年ごろにはデザインは違いますが同型メカニカルデザインでプリンツ1〜4まで続くヒットカーとして生まれています。
今回の4はシリーズ中でも最後期のモデルで、プリンツ1の時代から特殊なOHC機構をもった空冷2気筒をリアに積んでます。
同じ時代のコンパクトカー、ミニやフィアット600&500その他たくさん生まれてます。
日本でも多くな軽自動車やコルト500やパブリカなど生まれ、世界中の家庭で自家用車を持つ時代になりました。
その中で、もっとも自動車らしいというか非常にコストをかけ、コスト以上に造りの良さがきわだっています。
走っても、当時の600ccとは思えない走行性能をもち、スペースも1000ccクラスと変わらず4人が充分旅に出られるような広さとトランクをもってます。
エンジンは当時のライバルからみても比べ物にならないほどスムースで力強いです。
サスペンションのセッティング、ブレーキもドイツ式そのものでエンジンパワーに勝っているので心配なく踏み続けられます。
この2気筒はクランクがローラーベアリングで組み立てられています。
その上OHCのカムはチェーンではなくコンロッドのようなロッドで駆動しています。
当時のレーシングバイクのようです。本格的に走行したらまたお伝えしたいです。
少々お待ちを!